「[[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -戻る --[[クラウド・インフラ自動化]] > [[IaC (Infrastructure as Code)]] --[[Azure]] ---[[Azure Resource Manager (ARM)]] ---[[FgCF (Financial-grade Cloud Fundamentals)]] * 目次 [#ye466976] #contents *概要 [#dd860c08] -ARMテンプレートとも。 -[[Azure]]では、主にARM テンプレートを利用して、~ インフラ~OS レイヤまでのインフラ構築の「自動化(IaC)」を行う --[[リソース>Azure Resource Manager (ARM)#c500a780]]を一貫性のある形で繰り返しデプロイするための[[宣言型>Azure Resource Manager (ARM)#j9444a15]]のテンプレート。 --[[リソース・グループ>Azure Resource Manager (ARM)#f9664018]]へのデプロイ対象となる[[リソース>Azure Resource Manager (ARM)#c500a780]]を定義する JSON ファイル。 --デプロイ対象[[リソース>Azure Resource Manager (ARM)#c500a780]]間の[[依存関係>Azure Resource Manager (ARM)#d69a9c7b]]も、このテンプレートによって定義される。 *詳細 [#z44cef64] **機能 [#p9ee71fc] ***入力 [#p3c360d2] Resource Manager はテンプレートを解析し、~ その構文を適切な[[リソース・プロバイダ>Azure Resource Manager (ARM)#e403ab83]]の REST API 操作に変換する。 ***出力 [#h8a9e179] 既存の[[リソース・グループ>Azure Resource Manager (ARM)#f9664018]]のテンプレートの取得 -[[リソース・グループ>Azure Resource Manager (ARM)#f9664018]]の現在の状態をエクスポート -特定のデプロイに使用されたテンプレートを表示 **構造 [#j5bde1e7] ARMテンプレートとパラメタ・ファイルから構成される ***ARMテンプレート [#e07a645e] 作成するリソース群を指定する(template.json)。 ***ARMパラメタ・ファイル [#udf232a1] -可変要素をパラメタ化する(parameters.json)。 -テンプレート実行時に外部から値を与える。 **編集と実行 [#mf1aa24e] ***編集 [#o2b381e1] [[Visual Studio Code]] に ARM Tools プラグインを入れ編集。 ***実行 [#jd78faf1] Azureポータルから保存・実行すると便利。 ※ ローカルで実行するには、PowerShellライブラリのインストールなど環境構築が必要になる。 *作り方 [#h519dc16] **Automation [#c1249dd8] -スクラッチで記載するのは難しいので、~ Automationオプション、Automationスクリプトを使用する。 -リソースの作成前 or 作成後でやり方が変わってくる。 --リソース作成時にテンプレートを引き抜く。~ ポータルからのリソース作成時に、Automationオプションを確認 --リソース作成後にテンプレートを引き抜く。~ [[リソース・グループ>Azure Resource Manager (ARM)#f9664018]]またはリソースから、Automationスクリプトを出力 -以下のトレード・オフがあるので、~ 2つの方法を併用して作成する。 ||Automationオプション&br;リソース作成時にテンプレートを引き抜く。|Automationスクリプト&br;リソース作成後にテンプレートを引き抜く。|h |GOOD|綺麗な JSON が入手できる|合体(依存関係アリ、構成変更後)のJSONを入手できる。| |BAD|・一部の新しいリソースでサポートされていない。&br;・全てがパラメタライズされた状態の JSON。&br;・単体(依存関係ナシ、構成変更前)のJSONしか入手できない。|・リソースによっては、JSON化出来ないモノがある。&br;・半端にパラメタライズされた状態の JSON。&br;・余分な値や、重複した出力がされることがある。| **サンプル・シナリオ [#p24371c3] ハブネットワークの ARMテンプレート作成 -[[仮想ネットワークの作成>#c0d17073]] -[[サブネットの作成>#t4c9f01a]] -[[ルート・テーブル(UDR)の作成>#x13c3711]] -[[VPN Gatewayの作成>#me590a04]] -[[Azure Firewallの設定>#a26efe1b]] -[[診断ログ・ストレージの作成>#m34c7dce]] -[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]の作成[[1>#f943a09c]]、[[2>#x08bbc78]] ※ 以下、サンプル・シナリオの[[手順>#jbff77a2]] **手順 [#jbff77a2] ***[[仮想ネットワーク>Azureの仮想ネットワーク]]の作成 [#c0d17073] リソース作成時のテンプレート引き抜き機能を使用する。 -ポータル上で[[仮想ネットワーク>Azureの仮想ネットワーク]]、[[Azure Firewall]](+パブリックIP)を構成する。 -作成前に、Automationオプションを選択し、~ ARMテンプレートとパラメタ・ファイルを引き抜く。 -テンプレートに、[[基本的な修正>#r98079fc]]を施す。 -テンプレートの修正後、実際にリソースを作成する。 --作成したテンプレートを Azure ポータルから登録し、展開をテスト --記述にバグがある場合には配置が失敗する → [[配置が成功するまで、trial and error。>#id9cc917]] ***サブネットの作成 [#t4c9f01a] 既存リソースから、リソース作成後のテンプレート引き抜き機能を使用する。~ (作成時は引き抜き不可であるため) -先ず、ポータル上でサブネットを3つ構成する([[仮想ネットワーク>Azureの仮想ネットワーク]]のサブ・リソース)。 --管理VM用 --DNS等配置用 --Gateway用 -作成後に、Automationスクリプトを選択すると、~ 当該リソースが含まれる[[リソース・グループ>Azure Resource Manager (ARM)#f9664018]]全体を~ ARMテンプレートとパラメタ・ファイルに引き抜く。 -Automationスクリプトの特徴。 --[[リソース・グループ>Azure Resource Manager (ARM)#f9664018]]全体が引き抜かれる。 --既定値や、現在の状態など、余分なパラメタ値が引き抜かれる。 --サブ・リソースが独立したリソースとして展開される。 ---このため、全体的に冗長になる。 ---また、依存関係が展開先に変更される。 -Automationスクリプトをテンプレートにマージする。 --[[コチラのテンプレート>#c0d17073]]をベースに、Automationスクリプトを参考にして、~ 展開されたリソース(サブネット)は、([[仮想ネットワーク>Azureの仮想ネットワーク]]の)サブ・リソース的にマージする。 ---ココでは、サービス・エンドポイントの定義が追加されているのでコレもマージする。 ---既定値や、現在の状態など、GUIから設定していない余分な値は、移行しないようにする。 --最後に、テンプレートに、[[基本的な修正>#r98079fc]]を施す。 -テンプレートの修正後、実際にリソースを作成する。 ***ルート・テーブル([[UDR>Azureの仮想ネットワーク#e8a3a7cc]])の作成 [#x13c3711] 同様に、既存リソースから、リソース作成後のテンプレート引き抜き機能を使用する。~ (リソース依存関係の指定がポイント) -ポータル上でルート・テーブル([[UDR>Azureの仮想ネットワーク#e8a3a7cc]])を構成する。 -Automationオプションを確認する(依存関係ナシ、構成変更前)。 -上記のルート・テーブルをポータル上で実際に作成し、 -Automationスクリプトを生成する(依存関係アリ、構成変更後)。 -Automationスクリプトを確認する。 --ルート・テーブルとルートが生成され、関連付けは、サブネット側に入る。 --ルート・テーブルのサブ・リソースのルートが展開され、重複して出力される。 >※ [[前段階>#t4c9f01a]]のAutomationスクリプトとDiffを取るなどすると良さそうではある。 -Automationスクリプトをテンプレートにマージする。 --ベースのテンプレートに新規リソースとサブ・リソースの定義だけをマージする。 ---ルート・テーブルとルートの作成の定義 ---サブネットに追加されたルート・テーブル割当の定義 --依存関係を分析して、依存関係を設定し直す。~ 依存関係設定は、親同士の依存関係に置き換えると良い。 ---「サブネット → ルート・テーブル」の依存関係を、 ---「[[仮想ネットワーク>Azureの仮想ネットワーク]] → ルート・テーブル」の依存関係に修正。 --最後に、テンプレートに、[[基本的な修正>#r98079fc]]を施す。 -テンプレートの修正後、実際にリソースを作成する。 ***[[VPN Gateway]]の作成 [#me590a04] 再び、リソース作成時のテンプレート引き抜き機能を使用する。~ (テンプレートに含めるリソースの範囲がポイント) -ポータル上でGateway用サブネットに、~ [[VPN Gateway]](+パブリックIP)を構成する。~ (対向ネットワークが無いと設定できない所は構成しない等) -作成前に、Automationオプションを選択し、~ ARMテンプレートとパラメタ・ファイルを引き抜く。 -Automationオプションをテンプレートにマージする。 --リソース作成後のテンプレート引き抜き機能を使用した後に、~ リソース作成時のテンプレート引き抜き機能を使用する場合、~ (既にあるリソースが前提になっているので)~ 以下の様に依存関係の修正が必要になることがある。 ---定義にリソースを識別する固定値のIDが使用されている場合、~ resourceId関数を使用した動的解決が必要になることがある。 ---また、依存関係設定は、親同士の依存関係に置き換えると良い。 --最後に、テンプレートに、[[基本的な修正>#r98079fc]]を施す。 -テンプレートの修正後、実際にリソースを作成する。 ***[[Azure Firewall]]の設定 [#a26efe1b] %%既存リソースからのテンプレート引き抜き機能に対応していない場合の扱い方%%~ 現時点では、上記の引き抜き機能が実装された。~ (されていない場合は、リファレンス頼りになる) -ポータル上で[[Azure Firewall]]に以下を構成する。 --Windows Update --[[DNSクエリ>DNSサーバ]] -上記をポータル上で実際に適用し、~ -Automationスクリプトを生成・確認する。 -Automationスクリプトをテンプレートにマージする。 --[[Azure Firewall]]の、propertiesの、~ xxxxxRuleCollectionsをテンプレートにマージする。 --最後に、テンプレートに、[[基本的な修正>#r98079fc]]を施す。 -テンプレートの修正後、実際にリソースを作成する。 ***[[診断ログ>Azureの監視と管理#lf757ca0]]・ストレージの作成 [#m34c7dce] 再び、リソース作成時のテンプレート引き抜き機能を使用する。~ (グローバル一意リソースが存在するケース) -ポータル上で[[ストレージ・アカウント>Azureのストレージ#t36c3007]]を構成する。 -作成前に、Automationオプションを選択し、~ ARMテンプレートとパラメタ・ファイルを引き抜く。 -Automationオプションをテンプレートにマージする。 --[[ストレージ・アカウント>Azureのストレージ#t36c3007]]のセクションをテンプレートにマージする。 ---virtualNetworkRulesのサブネットの固定値のIDをresourceIdで動的解決する。 ---[[コチラ>#t4c9f01a]]の段階で、サブネットにサービスエンド・ポイントが指定されている。 ---そして、(サブネットではなく)[[仮想ネットワーク>Azureの仮想ネットワーク]]への依存関係を追加する。 --最後に、テンプレートに、[[基本的な修正>#r98079fc]]を施す。 -テンプレートの修正後、実際にリソースを作成する。~ (この際、グローバル一意リソース用の変数入力が求められる) ***[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]の作成1 [#f943a09c] 管理VM用サブネットに管理用の[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]を作成するが、[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]では、 -リソース作成時のテンプレート引き抜き機能と -リソース作成後のテンプレート引き抜き機能とを 併用する(そして、評価式の修正のコツがポイント)。 -ポータル上で[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]を構成する。 -作成前に、Automationオプションを選択し、~ ARMテンプレートとパラメタ・ファイルを引き抜く。 --[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]は、多数のリソースから構成されることが解る。 ---NIC ---[[NSG>Network Security Group (NSG)]] ---パブリックIP ---[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]] --また、各リソース間に依存関係もある。 ---NIC → ([[NSG>Network Security Group (NSG)]]、パブリックIP) ---[[NSG>Network Security Group (NSG)]] → (-) ---パブリックIP → (-) ---[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]] → (NIC) -Automationオプションをテンプレートにマージする。 --パスワードは、グローバル一意リソース同様、~ parametersセクションに変数を追加する(が、型はsecureStringにする) --parametersセクションに変数の加工が必要な場合、variablesセクションが使用されている。 >variablesを使用しないように展開すると、この中に動的解決スべきパラメタを確認できるので、~ この値をresourceIdで動的解決する(NICが利用するサブネットやNSGのIDが該当する)。 --最後に、テンプレートに、[[基本的な修正>#r98079fc]]を施す。 -上記の[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]をポータル上で実際に作成し、~ -Automationスクリプトを生成・確認する。~ すると、追加で以下の依存関係が確認できる。 --NIC → (サブネット) --[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]] → ([[ストレージ・アカウント>Azureのストレージ#t36c3007]]) -Automationスクリプトをテンプレートにマージする。 --上記の依存関係を追加するが、同様に、~ 親同士の依存関係に置き換えると良い(サブネット → [[仮想ネットワーク>Azureの仮想ネットワーク]])。 --最後に、テンプレートに、[[基本的な修正>#r98079fc]]を施す。 -テンプレートの修正後、実際にリソースを作成する。~ (この際、グローバル一意リソース用の変数入力が求められる) ***[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]の作成2 [#x08bbc78] DNS等配置用サブネットにDNSサーバ用の[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]を作成するので、~ 冗長化のタメに[[可用性セット>Azureの冗長化#gebb4e38]]に2台の[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]を配置するが、~ この場合、1台作成してコピペで増やすという方法が採れる。 -先ず、ポータル上で[[可用性セット>Azureの冗長化#gebb4e38]]を作成する。 -作成前に、Automationオプションを選択し、~ ARMテンプレートとパラメタ・ファイルを引き抜く。 -Automationオプションをテンプレートにマージする。 --[[可用性セット>Azureの冗長化#gebb4e38]]をマージ。 --テンプレートに、[[基本的な修正>#r98079fc]]を施す。 -上記の[[可用性セット>Azureの冗長化#gebb4e38]]をポータル上で実際に作成し、 -更に、ポータル上で当該 [[可用性セット>Azureの冗長化#gebb4e38]]上に[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]を構成する。 -作成前に、Automationオプションを選択し、~ ARMテンプレートとパラメタ・ファイルを引き抜く。 -Automationオプションをテンプレートにマージする。 --[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]を[[前述と同様の手順>#f943a09c]]でマージ。 --テンプレートに、[[基本的な修正>#r98079fc]]を施す。 -上記の[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]をポータル上で実際に作成し、~ -Automationスクリプトを生成・確認する。~ すると、追加で以下の依存関係が確認できる。 --NIC → (サブネット) --[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]] → ([[ストレージ・アカウント>Azureのストレージ#t36c3007]]、[[可用性セット>Azureの冗長化#gebb4e38]]) -Automationスクリプトをテンプレートにマージする。 --上記の依存関係を[[前述と同様の手順>#f943a09c]]で追加。 --最後に、テンプレートに、[[基本的な修正>#r98079fc]]を施す。 -最後に、[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]をコピペで増やし、リネームし、衝突が無いことを確認する。~ (アンチ・マルウェアなどを構成すると、VM名が含まれないリソースが含まれるケースもあるらしい)。 -テンプレートの修正後、実際にリソースを作成する。~ (この際、グローバル一意リソース用の変数入力が求められる) -更に、静的IPを構成して、追加のフィードバックを行う。 --Automationスクリプトを生成・確認する。 --スクリプトをテンプレートにDiff&マージ。 --静的IPはNICのコンフィギュレーションらしい。 **ポイントのまとめ [#i40a179d] [[Automation>#c1249dd8]]を使用してテンプレートを作成する際のポイントのまとめ。 ***基本的な修正 [#r98079fc] 何れの場合も、以下の、基本的な修正を施す。 -テンプレート内のパラメタ値の具体値化を行う。 --template.jsonのresourcesセクションの"[parameters('XXXX')]"を、~ parameters.jsonのparametersセクションの具体値に変える。 --具体値に変えた、template.jsonのparametersセクションのパラメタを削除する。 -既定でGUIからの入力を使用するパラメタの動的値化を行う。 --[[リソース・グループ>Azure Resource Manager (ARM)#f9664018]]名(name)、リソースを作成する場所(location) --"[parameters('XXXX')]"だった所を"[resourceGroup().XXXX]"に変更する。~ (これでテンプレートを実行する際に与えられるパラメタを使用するらしい) -冗長なconcat関数は文字列にしてしまう。 ***ユーザ入力を反映する場合 [#w08476cd] グローバル一意リソースが存在する場合などのケースで利用する。 -parametersセクションを使用すると、~ 実行時にユーザ入力を反映できる。 --parametersセクションに変数を追加する。 "parameters": { "virtualDataCenterId": { "type": "string", "defaultValue": "" } }, --グローバル一意リソース名などに(文字列連結で)反映する。 "name": "[concat('xxxxxx', parameters('virtualDataCenterId'))]", -variablesセクションを使用すると、~ parametersセクションの変数を加工できる。 --variablesセクションに変数を追加しparametersを加工する。 "variables": { "diagnosticsStorageAccountName": "[concat('azrefarchubrgdiag', parameters('virtualDataCenterId'))]" }, --グローバル一意リソース名などにvariablesを使用する。 "name": "[variables('diagnosticsStorageAccountName'))]", ***テンプレートの新規作成 [#acf902ad] [[仮想ネットワーク>Azureの仮想ネットワーク]]作成時、~ リソース作成時のテンプレート引き抜き機能を使用して、~ テンプレートを新規作成。 ***テンプレートへのマージ [#p09bc07e] -以降、基本的には、既存リソースから、~ リソース作成後のテンプレート引き抜き機能を使用して、~ Automationスクリプトをテンプレートにマージ。 --展開されたリソースはマージせず、 --サブ・リソースのみをテンプレートにマージする。 --[[同様に、依存関係を分析して、依存関係を設定し直す。>#o75c6ba6]] -再び、リソース作成時のテンプレート引き抜き機能を使用して、~ Automationオプションをテンプレートにマージする場合、 --[[同様に、依存関係を分析して、依存関係を設定し直す。>#o75c6ba6]] ※ [[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]等では、上記2つの方法を併用する。 ***依存関係の分析と設定 [#o75c6ba6] -依存関係設定 --基本的に、サブ・リソースは使用せず、~ 親同士の依存関係に置き換えると良い。 --再び、Automationオプションを使用する場合、~ (既にあるリソースが前提になっているので)依存関係の修正が必要になることがある。 ---定義にリソースを識別する固定値のIDが使用されている場合、~ resourceId関数を使用した動的解決が必要になることがある。 ---また、依存関係設定は、親同士の依存関係に置き換えると良い。 -dependsOnのIDの書き方~ 文字列と関数の2種類あり、文字列を使用する方法では、~ 簡便な記述ができるようになっているが、指定が曖昧になり易い。 --文字列:"Microsoft.Network/virtualNetworks/azrefarc-hub-vnet/subnets/mgmt" --関数:"[resourceId(resourceGroup().name, 'Microsoft.Network/virtualNetworks/subnets', 'azrefarc-hub-vnet', 'mgmt')]" ***配置が成功するまで、trial and error。 [#id9cc917] -[[リソース・グループ>Azure Resource Manager (ARM)#f9664018]]名を変えることによって、 --並行展開が可能で素早く作業をすすめることが出来る。 --だだし、課金がされるので、並行して[[リソース・グループ>Azure Resource Manager (ARM)#f9664018]]の開放を行う。 -テンプレートが複雑、展開に時間のかかる~ リソースは最後にテンプレに追加するようにする。 --[[VPN Gatewayの作成>#me590a04]] --[[仮想マシン>Azureの仮想マシン]]の作成[[1>#f943a09c]]、[[2>#x08bbc78]] ---JSON 定義がかなり大きなサイズになる。 ---[[仮想ネットワーク>Azureの仮想ネットワーク]]、サブネットなどに比べるとデプロイに時間もかかるため(?) ***テンプレート化は構成が確定してから。 [#vebfde87] -そもそもクラウドのインフラ構築は、~ 「trial and error」な所があるため、~ 序盤に着手すると手戻りが大きくなる可能性がある。 -故に、構築の序盤にはポータルを使用し、~ 熟れてから、テンプレート化を開始するようにする。 *参考 [#o2690f57] -Azure Resource Manager テンプレート入門と作成 | ブログ一覧 | DATUM STUDIO株式会社~ https://datumstudio.jp/blog/azure-resource-manager-%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E5%85%A5%E9%96%80%E3%81%A8%E4%BD%9C%E6%88%90 **Microsoft Azure [#y9bcdbb0] -Azure Resource Manager テンプレート~ https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/arm-templates/ **Microsoft Docs [#te7919bf] -Azure Resource Manager --テンプレートの概要~ https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-resource-manager/templates/overview --テンプレートをデプロイする - Azure portal~ https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-resource-manager/templates/quickstart-create-templates-use-the-portal --テンプレートのベスト プラクティス~ https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-resource-manager/templates/template-best-practices --テンプレートの構造と構文~ https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-resource-manager/templates/template-syntax -Azure Virtual Machines --クイック スタート:Resource Manager テンプレートを使用して Windows VM を作成する~ https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/windows/quick-create-template --クイック スタート:Resource Manager テンプレートを使用して Ubuntu Linux VM を作成する~ https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/linux/quick-create-template **Qiita [#wd81ee03] -ARMTemplateデプロイ用のJsonをイジる~ https://qiita.com/sat0tabe/items/7d268d140aa849fbb665 -AzureのARMテンプレートを理解する --part1 (基本編)~ https://qiita.com/j-tsurumi/items/cc86e9412349da80a323 --part2 (ネットワークリソース編)~ https://qiita.com/j-tsurumi/items/d7e9eda9da223764a799 -Azure Resource Manager テンプレートを --使用した仮想マシンのデプロイ~ https://qiita.com/yuki451/items/9a6bfc0e544cdcc32788 --使用した自動シャットダウンの設定~ https://qiita.com/yuki451/items/347cac19e6a76455edb6 --使う複数のパラメーターをまとめてデプロイする PowerShell スクリプト~ https://qiita.com/yuki451/items/d8b1e5c9b8de8e9f2462 -ARMTemplateでAzureDNSのリソース作成とレコードを設定する(CLIもあるよ)~ https://qiita.com/HiroyukiSakoh/items/6d3538303bbc310dd59f -Azure Function v2にHttpClientFactory+Polly~ を組み込み、HttpClientの再試行を実装する~ https://qiita.com/HiroyukiSakoh/items/92d1365db6447bd64550 **nakama [#gc82c333] FgCF > ゼロトラスト型マルチクラウド IT 環境 > Azure による仮想データセンタ構築手法~ '> 共通技術 > ネットワーク基盤の構成方法 > ARM テンプレートの利用方法 -YouTube~ --前半:https://www.youtube.com/watch?v=Hi4Xh8O10W8 --後半:https://www.youtube.com/watch?v=aLLFJVcHY70 -video、ppt~ https://nakama.blob.core.windows.net/mskk/2019_01_03_PracticalARMTemplate.zip ※ 体系は[[コチラ>FgCF (Financial-grade Cloud Fundamentals)#rb4080e7]]、pwdは[[コチラ>FgCF (Financial-grade Cloud Fundamentals)#ve34867b]] **SIOS Tech. Lab [#a84cca94] -Azure CLIからARMテンプレートを利用してUbuntuをデプロイする~ https://tech-lab.sios.jp/archives/2975 ---- Tags: [[:インフラストラクチャ]], [[:クラウド]], [[:セキュリティ]], [[:Azure]], [[:IaC]]