[[Open棟梁Project>http://opentouryo.osscons.jp/]] - [[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]] 「[[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る>CRMのカスタマイズ]] * 目次 [#q96e0d81] #contents *概要 [#x451bbef] -クエリが含まれる。 -クエリによりレコードの一覧が表示される。 -1つのエンティティに対して --複数のビューを定義できる。 --複数のビューを選択し表示データを変更できる。 --新しいエンティティには既定のビューが自動生成される。 *ビューの種類 [#wa25ee17] **システム ビュー [#g0c8702e] -DCRM・セキュリティ特権を持ったユーザにより生成・作成される。 -全てのユーザが表示できる。 -特定の部分で使用される特殊なビュー -アプリケーションの組込み機能を提供する。 -カスタマイズ可能だが、追加や削除はできない。 -ビュー セレクタに表示されないので切り替えで選択は不可 -フォームのサブグリッドや、ダッシュボードのリストでの使用は不可 以下は、システム ビューの種類。 ***高度な検索ビュー [#lc50a936] -各エンティティに1つ含まれ、以下のケースに使用される。 --ユーザがビュー セレクタで個人用ビューの作成をクリックした場合。 --ユーザが高度な検索を開始して、~ [保存されているビューの使用]で[新規]を選択した場合。 ***関連ビュー [#ma58679f] -主レコード フォームの関連レコード一覧に表示される。 -エンティティは1つの”関連”ビューを持ち、変更可能。 -一部のエンティティには複数の関連ビューがある。 --”関連”検索フィールドによって主レコードにリンクされている活動エンティティ --・・・ERDが無いと説明が厳しい・・・。 ***簡易検索ビュー [#x359347b] -検索 --ビュー セレクタの上右側に[レコードの検索]ボックスが表示される。 --テキストを入力(前方一致検索、先頭*のワイルドカードで部分一致検索) --Enterキーを押下するか、[検索]アイコンをクリックする。 --入力したテキストに一致するレコードの一覧が表示される。 -制限 --ユーザは検索列を選択できない。 --具体的な検索が必要な場合は、高度な検索を使用する。 -保守 --検索列を追加すると、インデックス メンテナンス ジョブが構成される。 --メンテナンス ジョブで、検索列に対応した非クラスタ化インデックスが生成される。 --検索列を削除すると、次回のメンテナンス ジョブでインデックスが削除される。 --以下のケースではメンテナンス ジョブでインデックスが自動作成されなくなる。 ---エンティティに900を超えるテキスト フィールドを追加した場合。 ---簡易検索ビューに20を超える検索列を追加した場合。 ---この場合、直接、DBに非クラスタ化インデックスを追加する。 ***検索ダイアログ ビュー [#gd17c2c7] -フォームの検索フィールドに既定で適用される。 --フォームの検索フィールドの右側の[検索]アイコンをクリックした時に使用される。 --検索フィールドで使用されるビューを別のビューに切替えることもできる。 -以下のように、使用可能な親(マスタ)レコードの一覧が表示される。 --親(マスタ)レコードのプライマリ フィールド --プライマリ フィールドの下に検索ダイアログビューの最初の2列。 -システム エンティティには --通常、1つの検索ダイアログ ビューがある。 --一部には、複数の検索ダイアログ ビューがある。 -レコードが表示されない場合、 --[他のレコードの検索]をクリックし、すべての結果を示すダイアログ ボックスを表示する。 --一覧下部の新規をクリックして(既定で簡易作成で)新しいレコードを作成できる。 **カスタム ビュー [#h18e6d93] -フォームのサブグリッドや、ダッシュボードのリストで使用可能 -エンティティのビュー セレクタに表示される。 -カスタマイズ要件の収集 --エンティティをビューに表示する必要があるか? --どのレコードをビューに表示する必要があるか? ---既定ではユーザのアクセス許可のあるレコードが表示される。 ---いずれかのフィルタで特定要件を満たすレコードのみ表示する必要があるか? --どのフィールドを表示する必要があるか? --既定では、どのように並び替える必要があるか? ***共有ビュー [#g50d410f] -エンティティの既定のビュー -すべてのユーザがシステム全体で使用できる。 -カスタム エンティティが追加されると共有ビューのセットが作成される。 --変更可能。 --非アクティブ化可能。 --削除不可能。 -最後に選択した共有ビューは、 --エンティティの既定のビューの代わりに使用される。 --サインアウトするまで記憶される。 -ピン留めすると、個人用の既定ビューとして選択できる。 -既定のビュー(共有ビュー)がカスタマイズ要件に似ている場合、~ 幾つかの列を追加するだけなどで済む可能性がある。 ***個人用ビュー [#f5ba74a4] -自分で作成したビュー --ユーザが作成し表示できる。 --他のユーザチームと共有できる。 -既存の共有ビューや個人用ビューに基づいて作成できる。 --ビュー セレクタの下部にある[個人用ビュー]から作成 --[高度な検索]の[保存]ボタンで作成 *ビューの定義 [#kff29b52] -列(射影的な)~ → ビュー列 -選択(Where句的な)~ → ビューのフィルタ処理 --クエリ --ビュー フィルタ -並び替え(Order By句的な) **ビューのフィルタ処理 [#j2fe6c5a] -ビューは、クエリ、または”ビュー フィルタ”に基づいて~ 1つのエンティティのレコードのサブセットを返す。 ***クエリ [#w347b169] -クエリは[高度な検索]に似たGUIで作成されFetchXMLをして保存される。 -コンテキストに応じて(検索の)パラメタをクエリで使用できる。 -例:自分のアクティブな取引先企業ビューのパラメタ --表示しているユーザ --レコードの状態 ***ビュー フィルタ [#m3ad7923] -テストを含める --エンティティのフィールドに関するテスト --親(マスタ)または子(トランザクション)レコード~ および、多対多レコードのフィールドに関するテスト -すべてのビューにフィルタが定義されている。 -フィルタは空にできる(その場合、すべてのレコードが表示される) **ビュー列 [#z511710f] ***フィールド [#o287b6a6] -エンティティ内の任意のフィールドを含めることができる。 -1対多の関連付けで --主(親)エンティティのフィールドを含めることができる。 --関連(子)エンティティのフィールドを含めることはできない。 ***追加・削除・表示 [#se0fee8d] -追加・削除ができる。 -列数に制限はない。 -表示 --順序の変更 --幅の調整 ***推奨 [#x61335ab] -以下の様なビューのビュー列は少なくする。 --頻繁に使用されるビュー --フォームのサブグリッド --ダッシュボードのリスト コンポーネント -以下のビュー列は含めない。 --(検索の)パラメタに使用している列 --重複している列 ---親レコードに表示されている関連レコードの列 ---マスタ レコードに表示されているとトランザクション レコードの列 *ビューの作成・編集 [#yecf7a6a] -ビューの作成および編集~ https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn509578.aspx#BKMK_SetDefaultView **システム ビュー [#k5152aca] ***高度な検索ビュー [#a8f53a94] -定義 --ビュー列 --クエリ ---自由SQLを使用してビューを提供 ---SQLをGUIで作成(内部的には[[FetchXML>CRMのカスタマイズ]]が使用されている) --フィルタ -編集 --高度な検索ビューの編集~ http://rc.crm.dynamics.com/rc/2011/ja-jp/online/5.0/Help/ui_cust_advanced_find_view_edit.htm ***簡易検索ビュー [#f1e45b9d] -定義~ ビュー列(表示される列)と検索列(テキスト検索の対象フィールド)を定義する。 --ビュー列(表示される列) --検索列(テキスト検索の対象フィールド)。 ---検索列は、当該エンティティからのみ選択可能。 ---検索列が多い場合、~ 性能低下の可能性(ユーザ数やレコード数が多い場合に考慮)~ ヒットするレコードが多すぎると役に立たなくなる。 -検索列の変更 --[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ] --エンティティを展開し、[ビュー]をクリックする。 --簡易検索ビューをダブルクリックする。 --[タスク]領域の[検索列の追加]をクリックする。 ---検索列のチェックをオン ---検索しない列のチェックをオフ --[OK] ---> [保存して閉じる] ---> [すべてのカスタマイズを公開]をクリックする。 ***検索ダイアログ ビュー [#sdb041e6] -定義 --ビュー列~ プライマリフィールドがビュー列の最初の列である必要がある。 --検索列~ 簡易検索ビューの検索列が使用される。 --フィルタ ---フォーム上の構成でフィルタ処理される。 ---殆どのエンティティの既定の検索ダイアログ ビューには、~ "アクティブ"であるレコードのみを表示するフィルタが含まれる。 **カスタム ビュー [#e9624ec8] -ビュー エディタを使用する。 ***新しいビューの作成 [#oeb04b30] -手順 --[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ] --エンティティを展開し、[ビュー]をクリックする。 --[新規]をクリックする。 --[ファイル名を付けて保存]をクリックし、 --ビューの定義を行う。 ---ビューの説明を入力 ---フィルタを定義 ---ビュー列を定義 ---並べ替え動作を定義 --[保存して閉じる] ---> [すべてのカスタマイズを公開]をクリックする。 -ショートカット --エンティティの任意のビューから、~ [その他コマンド] ---> [新しいシステム ビュー] ***既存のビューのコピー [#k85e32eb] -手順 --[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ] --エンティティを展開し、[ビュー]をクリックする。 --コピーするビューをダブルクリックする。 --[ファイル名を付けて保存]をクリックし、 --ビューの説明を入力して、[OK]をクリックする。 --必要に応じてビュー定義の修正を行う。 --[保存して閉じる] ---> [すべてのカスタマイズを公開]をクリックする。 -ショートカット --エンティティの任意のビューから、~ [その他コマンド] ---> [システム ビュー] --[ソリューション] ---> [エンティティ] ---> [ビュー]一覧が表示される。 ***既存のビューの編集 [#gcce9802] ***既存のビューの削除 [#u593d7ee] -ビューが不要になったら非アクティブ化・削除する。 --非アクティブ化 ---システム ビューは非アクティブ化できない。 ---非アクティブ化しないと削除できない。 ---非アクティブ化したビューは再アクティブ化できる。 --削除 ---自動生成された共有ビューは~ 削除できない(非アクティブ化はできる)。 ---削除したビューは復元できない。 -手順(非アクティブ化) --[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ] --エンティティを展開し、[ビュー]をクリックする。 --非アクティブ化にするビューを選択する。 --[その他操作] ---> [非アクティブ化]をクリックする。 -手順(アクティブ化) --[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ] --エンティティを展開し、[ビュー]をクリックする。 --画面上部の[ビュー]ドロップ ダウン リストで、~ [非アクティブな共有ビュー]を選択する。 --アクティブ化にするビューを選択する。 --[その他操作] ---> [アクティブ化]をクリックする。 -手順(削除) --[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ] --エンティティを展開し、[ビュー]をクリックする。 --削除するビューを選択する。 --削除([X]) ---> [削除の確認]ダイアログ ボックスで[削除]をクリックする。 --[すべてのカスタマイズを公開]をクリックする。 -ダッシュ ボードのグラフ コンポーネント --非アクティブ化されたビューを使うグラフ コンポーネントをダッシュ ボードに追加できる。 --使用するビューが非アクティブ化された場合、既定のビューに置き換えられる。 --グラフの編集時は非アクティブ化されたビューの置き換えが必要になる。 ***既定のビューに設定する [#h42781ad] -手順 --[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ] --エンティティを展開し、[ビュー]をクリックする。 --既定として設定するビューを選択する。 --[その他操作] ---> [既定値に設定する]をクリックする。 --[すべてのカスタマイズを公開]をクリックする。 ***フィルタを定義 [#vd48fec8] -概要 --1つ以上の条件で構成されるクエリを指定する。 --条件は論理AND動作で演算されるので、すべての条件がtrueである必要がある。 --条件をグループ化すれば、OR動作を使用できる。 --手順 ---[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ] ---エンティティを展開し、[ビュー]をクリックする。 ---フィルタを適用するビューをダブルクリックする。 ---[フィルタ条件の編集]をクリックする。 ---必要に応じてフィルタの構成を行う。 ---[OK]をクリックする。 -関連エンティティのフィールドを追加する。 --[選択]をクリック --[関連]セクションで関連エンティティを選択し[選択]をクリック --関連エンティティのフィールドの一覧が表示される。 ***ビュー列を定義 [#f458420b] -概要 --初回、プライマリフィールドだけがビュー列に含まれる。 --必要に応じて、ビュー列を追加する必要がある。 -手順 --[設定] ---> [ソリューション] ---> [エンティティ] --エンティティを展開し、[ビュー]をクリックする。 --ビュー列を定義するビューをダブルクリックする。 --[タスク]領域の[列の追加]をクリックする。 --必要に応じてビュー列の定義を行う。 --[OK]をクリックする。 -位置・サイズの変更 --ビュー デザイナーで移動する列を選択。 --[タスク]領域で ---左右矢印で位置を移動する。 ---[プロパティの変更] ---> [列のプロパティの変更]のウィンドウで列幅を変更する。 --[OK]をクリックする。 ***並べ替えの定義 [#g1a864f8] -概要 --既定の並べ替えには1 or 2の並替え列を指定できる。 --並替え列を選択し、昇順・降順を指定する。 --並替え列は、当該エンティティからのみ選択可能。 -手順 --ビュー デザイナーで[タスク]領域の[並び替えの構成]をクリック --[並び替えの構成]ダイアログ ボックスで並べ替えを定義 ---1番目の並替え列を選択し、昇順・降順を指定する。 ---2番目の並替え列を選択し、昇順・降順を指定する。 --[OK]をクリックする。 *タブレットPC用マルチエンティティ検索 [#pab3daec] **概要 [#pb6103cf] -簡易検索が拡張され一度に最大10個のエンティティを検索できる。 -検索結果はエンティティ毎に別の一覧に表示される。 -簡易検索ビューの検索列が使用される。 -通常、エンティティ毎に検索列は異なる。 **構成 [#z1075443] -[設定] ---> [管理] ---> [システムの設定] -[全般]タブの[簡易検索の設定]セクションで~ [タブレットPC用CRMで検索対象のエンティティを選択]ラベルの[選択]をクリックする。 -エンティティの選択ダイアログボックスで --エンティティを追加・削除する。 --上下矢印で表示順序を変更する。 -[保存して閉じる]をクリックする。