「[[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る>CRMのインストールと構成]] * 目次 [#z89d548b] #contents *概要 [#n1e66eee] -[[役割グループ>CRMのサーバ機能#a32f7db5]]に分割してインストールできる。 -それぞれのコンポーネントに高可用性ソリューションを適用できる。 *高可用性オプション(概要) [#wd584fa5] -Microsoft Dynamics CRM Server マルチプルサーバー トポロジのサポート~ https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh699756.aspx **同一LANへの配置を推奨 [#f62c162b] -CRM Server -SQL Server -AD DC **ハードウェアの検討事項 [#w163f0a5] -冗長電源 -RAID -メモリ(ホットスワップ) -NICチーミング *ネットワーク負荷分散([[NLB]]) [#h968862a] **前提 [#w874b2c9] -SQL Serverは単一のコンピュータに分離されていること。 -少なくとも以下の2つの役割のインストールが必要 --Webアプリケーションサーバー --組織Webサービス -従って、以下の[[役割グループ>CRMのサーバ機能#a32f7db5]]が~ ネットワーク負荷分散可能と言える。 --フルサーバー --フロントエンドサーバー **手順 [#ibf13a03] -Microsoft Dynamics CRM Server を複数のコンピュータにインストールする~ https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/Hh699803.aspx ***[[NLB]]の構成 [#a754f9fe] -プロトコル:([[TCP, UDP]]の)"両方" -分散方法:ユニキャストモード -アフィニティ:単一モード ***[[SPN]]の構成 [#p96e0ea7] -[[こちら>SPN#udb6b968]] ***CRM Serverのインストール [#x19a14c6] -1台目 --[展開オプションの指定]ページ → [新しい展開の作成] --[セキュリティ アカウントの指定]ページ → [[SPN]]の構成で作成したアカウントを指定する。 -2台目 --[展開オプションの指定]ページ → [既存の展開に接続し、必要な場合はアップグレードする] --[セキュリティ アカウントの指定]ページ → [[SPN]]の構成で作成したアカウントを指定する。 ***その他 [#nbd5d69f] -展開マネージャーの[Dynamics CRM]の[プロパティ]の[Web アドレス]タブで、 --仮想クラスター名が表示されていることを確認する。 --[詳細設定]をクリックし、[展開で NLB を使用する]を選択する。~ これにより、次のように、Windows Identity Framework (WIF) を構成する。 ---Microsoft Dynamics CRM セッション認証クッキーの暗号化、暗号化解除。 ---署名に暗号証明書を使用する。 -Microsoft Dynamics CRM を IFD 用に構成~ Set-Crmsetting ifdSettings Windows PowerShell コマンドを実行するか、または 展開マネージャー を起動し、~ インターネットに接続する展開の構成ウィザード を実行してドメイン値を追加または修正する。 --NLB 仮想クラスター ドメイン名を使用 ---[Web アプリケーション サーバーのドメイン] ---[組織 Web サービスのドメイン] ---[検出 Web サービスのドメイン] *SQL Server [#zfedff9b] **[[クラスタリング>MSCS/WSFC]] [#o7c3c355] アクティブ/パッシブのみサポート ***クラスタに新規インストール [#fdcecbe9] -SQL Serverクラスタを構築 -SQL Serverクラスタの仮想サーバ名を使用してCRMサーバをインストール~ (「SQL Serverの選択」ページでSQL Serverクラスタの仮想サーバ名を入力) ***クラスタに移行 [#k21e6bbf] -既存のSQL Serverをバックアップしてクラスタにリストアする。 -Webアプリケーションを実行しているコンピュータのレジストリを編集。 --Changing a Microsoft Dynamics CRM 2013 SQL Server for a Deployment - Microsoft Dynamics CRM Community~ https://community.dynamics.com/crm/b/tsgrdcrmblog/archive/2014/08/15/changing-a-microsoft-dynamics-crm-2013-sql-server-for-a-deployment ---On the computers running Microsoft Dynamics CRM, modify the registry value:~ HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSCRM\configdb ---Old Value~ DataSource=SQLServer;InitialCatalog=MSCRM_CONFIG;Integrated Security=SSPI ---New Value~ DataSource=NewSQLServer;InitialCatalog=MSCRM_CONFIG;Integrated Security=SSPI -IISを再起動する。 ***組織データベースだけ移行 [#gd7e9eb7] -組織データベースだけバックアップ・リストアで移行 -展開マネージャで以下を実施 --組織を無効化 --組織を編集(SQL Server名をSQL Serverクラスタ名に変更) --組織を有効化 -IISを再起動する。 **その他の高可用性ソリューション [#l12c2643] ***ログ配布 [#u5246f9b] 利用可能 ***データベース ミラーリング [#i5637a6e] 利用可能だが将来削除され、[[AlwaysOn>#b7aa8ec4]]に置き換わる。 ***[[AlwaysOn可用性グループ>>SQL Server のレプリケーション#d18d57ee]] [#b7aa8ec4] ***[[AlwaysOn可用性グループ>SQL Server のレプリケーション#d18d57ee]] [#b7aa8ec4] 利用可能 *その他 [#g4ae9972] **ドメイン・コントローラー [#sf5bac4b] そもそも分散システムなので2台以上あれば良い。 **E-mail Router [#gda7c59e] [[クラスタリング>MSCS/WSFC]]に対応しており、~ 高可用性とフェイル・オーバー機能を提供。 **Exchange Server [#j11dda7a] オプションであり、アクセスを妨げないが、影響は考慮しておく。