「[[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る>証明書]] * 目次 [#bf42560c] #contents *概要 [#m987a438] -PKI : Public Key Infrastructure(公開鍵暗号基盤) -公開鍵暗号を利用し、安全に情報のやりとりを行うセキュリティのインフラ(基盤) -その1つに、インターネット上の身分証明書の役割を担っている「電子[[証明書]]」が ある。 -認証や署名により、公開鍵の正当性を保証する。 -[[証明書]]の認証局、証明機関などは、[[証明書]]のPKI(公開鍵暗号基盤)の構成要素。 *認証局(CA) [#f5fb280c] -CA:Certification Authority -認証局、証明機関などと呼ばれる。 **要件 [#i0c13c2a] 以下の要件を満たす必要がある。 -鍵の保管・管理の徹底 -発行申請者の認証による発行ミス防止 -各種セキュリティ対策の徹底 --物理的侵入 --不正アクセス --災害 --障害 -保守 / 運用体制の確立 --メンテナンス体制の整備 ---証明書の変更 ---証明書の取消 -不足事態発生時の対応 --対応の体制 --手順の整備 **役割 [#xe3b5dc6] その他、以下の様な役割を持つ。 -[[認証局運用規定(CPS)>#n1d6d1f7]]の公開 -CA自身の証明書の公開(主要OSなどに事前インストール) -CA自身の秘密鍵を厳重に保管・管理する。 **機能 [#qf902dd4] 認証局の中には以下の機能がある。 ※ RAのみを企業で管理し、他はアウトソースする形態が増えてきている。 ***登録局(RA:Registration Authority) [#v0802006] 審査により証明書申請者の身元を保証する、申請の窓口となる機関。 -申請書、証明書中に列記される情報が正確であることの確認 -申請書中で特定された人物と同一であることの確認 -証明書に含まれる公開鍵に対応する秘密鍵の所持を確認 -法人申し込みなどの代理申請で、代理人の権限を確認 ***発行局(IA:Issuing Authority) [#a528e0f1] 秘密鍵を保管・管理し、証明書の発行・失効を行う。 -認証局の中枢部 -認証局の秘密鍵を厳重に保管・管理 -発行:[[証明書失効リスト (CRL)]] -失効:[[証明書信頼リスト (CTL)]] ***検証局 (VA:Validation Authority) [#j3085a65] -[[証明書失効リスト (CRL)]]を集中管理し、証明書の有効性をチェックする機関 CA自身やCRLを集中管理するVAが運営する。 -[[証明書失効リスト (CRL)]]を集中管理し、証明書の有効性をチェックする機関・システム -CAとは異なり、デジタル証明書の発行は行わずに検証機能に特化している。 -CAの公開鍵で署名の正当性を検証したり、証明書の有効期限を確認したりする。 ※ RAのみを企業で管理し、IAはアウトソースする形態が増えてきている。 **階層 [#q2c82fed] ***ルート認証局(root CA) [#k7d39ed0] -最上位のCA(上位なのにルートとか解り難いな) -証明書チェーンのルートに居る。 ***中間認証局(intermediate CA) [#x5675f15] **商用 or 自営 [#j5885786] ***商用 [#g986b74c] ***自営 [#c3133d5f] [[Active Directoryの証明書サービス>証明書サービス (AD CS)]]的な。 **CP と CPS [#x552f983] ***証明書ポリシ(CP) [#f783b6ec] -CAが証明書を発行するときのポリシ -[[X.509 v3の拡張領域>証明書#jddb1297]]で規定する。 -下記のようなケース毎、~ 共通のセキュリティ要件によって決定する。 --特定のコミュニティ --特定のアプリケーション --特定の, etc. ***認証局運用規定(CPS) [#n1d6d1f7] -他者がCAの --下記紅項目を評価できるように、 ---信頼性 ---安全性 ---経済性 --以下の詳細を規定した文書 ---セキュリティ・ポリシ ---責任と義務 ---約款 ---外部との信頼関係 -と言う事で、当然、 --助言型監査 --保証型監査 >などで利用される。 -参考 https://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/downloadfiles/IS_Audit_Annex05.pdf *参考 [#j06f3102] **[[PMI(権限管理基盤)]] [#b578aa55] ---- Tags: [[:セキュリティ]], [[:暗号化]], [[:証明書]]