「[[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る(シェル)>シェル]] > [[スクリプティング]] --[[BAT]] --[[VBScript>VBS]] --[[PowerShell]] --Python *目次 [#mcb77172] #contents *概要 [#k2d9f861] 基本的には[[コチラ>https://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp/index.php?Python]]を参照。以下はWindows環境下での差異について。 *詳細 [#jd1c8d26] **インストール [#ge0e1b3c] ***Linux(WSL) [#d6154ba3] Linux(WSL)環境では標準でディストリビューションパッケージがインストールされている -Ubuntu/Debian: apt install python3 -CentOS/RHEL: dnf install python3 / yum install python3 -Anaconda(データ分析・機械学習向け)などのディストリビューションもある。 -[[複数環境の共存>#ke6635db]]が可能(例:python3.10, python3.12) ***Windows [#d700c030] Windows環境では標準でインストールされていない。 -公式Pythonのインストーラーから(推奨)~ ユーザーが公式サイトからインストーラをダウンロードしてインストールする。 --https://www.python.org/downloads/windows/ --インストーラ、python-3.9.5-amd64.exeを使用し、 ---Add Python 3.9 to PATH にチェック。 ---パスがおかしいのでCustomize installationを選択。 ---機能もオプションもフルにしてパス変更(C:\prog\python39)。 ---最後に、[[パス制限解除>Windows OSの基礎的トピック#m95a14cb]]のボタンが表示されたので、解除を行った。 ---(インストール時にPATH追加のオプションのチェックを忘れるとコマンドが通らない) -MSストアから(非推奨) --以下を実行すると、MSストアに遷移し、ソコから取得できる。 >python --だたし、制限があるらしいので、非推奨となっている。 ---Python Launcherがインストールされない。 ---ディレクトリやレジストリへのアクセスが仮想化される。 -Anacondaから --昔はPythonのインストールに使用されていたらしいが、最近はデータサイエンス用で、ほぼ[[公式>#lc36d4a8]]を使用するようになっている。 --environment.ymlを使用した特定バージョンのパッケージ・セットをインストールすると言う目的で有用な可能性がある。 --ただし、最新のLLM系ツールとの相性を考えると、pip+venvやDockerの柔軟な環境のほうが確実な事が多い。 --[[仮想環境ツール>Python#q0c50a8d]]はAnaconda専用のものが実装されているのでソレを使用することになる。 --[[仮想環境ツール>#dd7f936e]]はAnaconda専用のものが実装されているのでソレを使用することになる。 -インストールの確認 --以下のように確認する。 >python Python 3.9.5 (tags/v3.9.5:0a7dcbd, May 3 2021, 17:27:52) [MSC v.1928 64 bit (AMD64)] on win32 Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information. >>> ^Z > --上記の終了は [Ctrl+Z] らしいので、以下の方が良さそう。 >python --version Python 3.9.5 -その他、以下のようなディストリビューションの選択肢もある。 --WinPython(ポータブル版Python) --Miniconda(軽量なAnaconda) -[[複数環境の共存>#ke6635db]]が可能(例:python3.10, python3.12) **複数環境の共存 [#ke6635db] ***Linux(WSL) [#acc20fa8] -[[システムPython:標準でインストール済み。別のPython:ソースをビルドしてインストール>https://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp/index.php?Python#va75989e]] -Python 3.3 以降では、標準で[[仮想環境ツール>#dd7f936e]]も使用可能になっている。 ***Windows [#ec2fe404] -複数のPythonをインストールできるが、環境変数PATHの競合に注意が必要。 -デフォルトで C:\Users\<User>\AppData\Local\Programs\Python\Python3x にインストールされる。 -公式推奨のpyランチャー(py.exe)~ 環境変数 PATH を操作せず、環境の切り替えができる。 --py.exe はレジストリを見て、システムにインストールされている Python のバージョンをスキャンする。 --Python 実行ファイルがどこにあるかを知っていて、パスに依存せずに適切なバージョンを起動できる。 -仮想環境 --Python 3.3 以降では、標準で[[仮想環境ツール>#dd7f936e]]も使用可能になっている。 --Anacondaには、Anaconda専用の仮想環境作成ツールが含まれる。 **仮想環境 [#dd7f936e] venvで仮想環境を作成すれば、 -pythonn.n、pipn.n を シンボリックリンクで、python、pip で使える。 -用途毎に異なる特定バージョンのパッケージ・セットをインストールできる。 ***Linux(WSL) [#xd2d6bd0] Linux上での仮想環境の使用方法 -https://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp/index.php?Python#q0c50a8d -https://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp/index.php?LLM%E3%81%AEFT#l5db1fb1 ***Windows [#xff51f86] 以下のような違いがある(仮想環境名がmyenvの場合)。 |項目|Linux|Windows|h |仮想環境の場所|myenv/bin/activate|myenv\Scripts\activate.bat| |activate方法|. ./myenv/bin/activate|myenv\Scripts\activate| **追加モジュール [#jea4c480] ***Windows [#ea0f1fc7] Windows環境限定で使えるモジュールがある。 -win32com / pywin32: COMオートメーション -ctypes.windll: DLL呼び出し -winreg: レジストリ操作 -winsound: ビープ音など **[[プロキシ設定>https://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp/index.php?Python#y9ac7218]] [#da18787e] -Windows発のツールはWindowsの設定を使用するようにできている。 -PythonのようなLinux発のツールはLinux文化に基づいた設定が必要になる。 *参考 [#w85bf2e0] -動かしてみよう — PyCon JP 2012 Pythonプログラミングハンズオン(初級者向け) documentation~ http://pyconjp2012-python-for-beginners.readthedocs.io/en/latest/start_python.html -はじめに — 理論編 コンピューティング 1.0 ドキュメント~ https://st.jmooc.jp/ai/s0_coverpage.html ---- Tags: [[:シェル]], [[:インフラストラクチャ]], [[:Windows]], [[:Linux]]