「[[マイクロソフト系技術情報 Wiki>http://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る>仮想化アーキテクチャ]] * 目次 [#mb0fefb5] #contents *概要 [#ic2ddf07] VHDについて。 *詳細 [#d2f159fa] **形式 [#u4d7c7c8] ***容量固定 [#m813b9f2] あらかじめ決めたボリュームサイズと同等のファイルサイズで作成。 -メリット~ 作成時と使用時のVHDファイルサイズは変化が無いため、 --フラグメント化を防止できる。 --下位レイヤのアライメントと揃えることが容易。 -デメリット~ サイズが大きいために取り扱いが難しくなることもある。 ***容量可変 [#e036bebe] -VHDファイル中に管理情報を持っていて、論理ブロックが、~ ファイル中のどの位置(FilePosition)にあるか、自前で管理する。 -メリット~ [[容量固定>#m813b9f2]]に書かれている、メリットがない。 -デメリット~ [[容量固定>#m813b9f2]]に書かれている、デメリットがない。 ***Sparse Files [#h32fe604] -NTFSのファイルシステムの管理情報として、 >HDDのセクタを --割り当ててあるセクタ --割り当てていないセクタ ---割り当てていないセクタをreadすると、00 が返る。 >がある。 -Sparse Filesを作る場合、専用のAPIで、~ 特定のFilePositionを切り捨てる。 -AzureのVHDは、Sparse Files形式で、~ 実使用容量(ActualGB)の分だけPage BLOBを使う。 ***差分 [#oc30bac9] 元のVHDイメージと使用した場合の差分を扱う。 ***ハードディスクへのリンク [#ged7debe] 物理ハードディスクのリンクまたはパーティションとして使用する形式。 **可搬性 [#y13613c4] 基本的にVHDは持ち運びができるが、以下の点に注意が必要。 ***ホストOSとゲストOS [#g2663bb8] ホストOS(VM構成バージョン)とゲストOSの互換性 -Hyper-V - Wikipedia > サポートされるゲストOS~ https://ja.wikipedia.org/wiki/Hyper-V#%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%B2%E3%82%B9%E3%83%88OS ***VHDの互換性 [#d8996407] -[[ホストOS(VM構成バージョン)とゲストOSの互換性>#g2663bb8]]に依存。 -ただし、VHDの移行には、以下の問題がある。 --構成情報の移行ができない。 --スナップショットの移行ができない。 -構成情報やスナップショットを移行する場合、[[エクスポート / インポート>#e1b149f1]]を行う。 ***エクスポート / インポート [#e1b149f1] -VHD単体ではなく、構成情報やスナップショットも移行する。 -Windows 8 や Server 2012では~ エクスポートしていない仮想マシンでも直接インポートできる。 -エクスポート / インポート における 互換性は、以下のように言えるらしい。 --新しい OS にて作成した仮想マシンを古い OS のホストにインポートする事は不可 --ただし、上記 以外のケースでも、失敗することがある(2008→2012R2はダメらしい)。 -参考 --Hyper-Vの仮想マシンをインポートする(Windows 8/Server 2012編):Tech TIPS - @IT~ https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1309/06/news097.html --Hyper-V の仮想マシンにおける エクスポート / インポート の互換性 – Made in container~ https://www.syuheiuda.com/?p=3132 ***[[TPM>TPM(Trusted Platform Module)]] [#of8e0c39] ***[[TPM>TPM(Trusted Platform Module)]]の移行 [#of8e0c39] VM の[[TPM>TPM(Trusted Platform Module)]]を有効にしている場合は、[[TPM>TPM(Trusted Platform Module)]]も移行する必要がある模様。 -Windows Server 2016 Hyper-V から Windows Server 2019 Hyper-V 移行~ http://www.vwnet.jp/Windows/WS19/2019011401/MigrationWS16HyperV2WS19HyperV.htm *参考 [#y06f6aa0] -VHD (ファイルフォーマット) - Wikipedia~ https://ja.wikipedia.org/wiki/VHD_(%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88) -Sparse Files (Windows)~ https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/desktop/aa365564.aspx -Niigata.NET Page Blob Download 最適化 — Kyrt Blog~ http://kyrt.in/2015/10/16/niigata_net_2015_10_dml.html ---- Tags: [[:Windows]], [[:Hyper-V]], [[:仮想化]]