「マイクロソフト系技術情報 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
Azureのストレージ
種類 †
BLOB †
エクサバイト単位の高いスケーラビリティを持つ
非構造化データ用オブジェクト ストレージ
テーブル †
大規模な半構造化データセットを使用できる NoSQL KVS(キー/値ストア)
キュー †
大容量のクラウド サービス向けの永続キュー
ファイル †
SMBプロトコルを介してアクセスできる、管理されたファイル共有
その他 †
以下は厳密に言うと種類ではないが。
- 概要
- 管理ディスク(非ストレージ)と非管理ディスク(BLOBストレージ)がある。
- 必要なストレージの種類 (SSD or HDD) とディスクのサイズを指定できる。
ストレージ層 †
GPv1は、ストレージ層を選択する機能がなく、すべてがホットストレージ層扱いになる。
# | 層 | 説明 |
1 | ホットストレージ層 | 頻繁にアクセスされるような普通のデータ向け |
2 | クールストレージ層 | 30日以上更新されないデータ向け |
3 | アーカイブストレージ層 | 180日以上更新されないデータ向け(Blob単体にのみ適用)。 |
ストレージ・アカウント †
概要 †
- Azure Storage データ オブジェクトの格納およびアクセスのための一意の名前空間を提供
- 以下のオプションとタイプを組合せて選択できる。
オプション †
BLOB ストレージ・アカウント †
ブロック BLOB と追加 BLOB の格納に特化したストレージ・アカウント
汎用ストレージ・アカウント †
- GPv2アカウント(汎用v2)
GPv1に加え、クールストレージ、アーカイブストレージといったストレージ層を選択できる。
タイプ †
Standard / Premium †
- Standard
- あらゆるタイプのデータに使用できる。
- 磁気媒体(HDD)を使ってデータが保存される。
- ストレージのパフォーマンス変動の影響を受けにくい。
- 開発/テスト、アクセク頻度の少ないワークロード
- Premium
- BLOB 向けのハイパフォーマンスのストレージ。
- ディスク・ストレージ=VHD ファイル(ページBLOB)のみサポート
- SSD を使ってデータが保存される。
- Aシリーズでは選択不可能。
- ローカル冗長レプリケーション(LRS)のみサポート
その他のトピック †
各オプション環境下で、3多重化される。
LRS(ローカル冗長ストレージ) †
- 可用性セット(AS)、ラック分散
- 1つのデータセンター上で3多重化される。
ZRS(ゾーン冗長ストレージ) †
- 可用性ゾーン(AZ)、DC分散
- 複数のデータセンター上で3多重化される。
GRS(Geo冗長ストレージ) †
- ペアリージョン、地理分散
- 3多重化され、複数のリージョン間でレプリケーション。
GZRS(Geoゾーン冗長ストレージ) †
- 可用性ゾーン(AZ)、DC分散
+ペアリージョン、地理分散
- 複数のデータセンター上で3多重化され、
- 複数のリージョン間でレプリケーション。
RA-GRS(読み取りアクセスの Geo冗長ストレージ) †
GRSで、複数のリージョンで同時にreadできるようにして速度あげる。
ツール †
Storage Explorer †
GUI ベースのストレージデータ管理ツール
azcopy †
コマンドラインベースのファイルコピーツール
認証・認可 †
- ログで追跡が出来るので本番用。
- Azure Active Directoryでの認証が必要。
- アプリケーションの場合は、Azure Managed IDを使用する。
- その際、権限を絞るようにする。
- ストレージ・キー列挙のアクセス許可を持つ
ロールが問題になるので、スコープの設定に注意する。
- Storage Account Contributor
- Storage Account Key Operator Service Role
- DevTests? Labs User
- Log Analytics Contributor
- Virtual Machine Contributor
- その他
- Storage Blob Data Owner(SASトークン発行可能)
SASトークン †
- ログで追跡が出来ないので開発用。
- One Driveの共有(URL)のような機能。
- 特定のBlogやTableの決められた範囲へ期限内のアクセス許可を与える。
- アクセス・ポリシー機能を併用しないと、Revokeできない。
ストレージ・キー †
- ログで追跡が出来ないので開発用。
- 開発では便利だが、本番ではキーの管理が面倒。
セキュア化とロックダウン †
作業内容の安全性の確認 †
- 攻撃の検知
- 診断設定からアクセス・ログの取得
- ATP(Advanced Threat Protection)の利用
変更・保守、作業の一覧化 †
参考 †
Microsoft Docs †
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